川島神楽は、「肥後神楽」として総括され、その歴史は17世紀後半には現在のような形のものが行われていたと思われます。
川島神楽も、熊本県城北地域に見られる「肥後神楽」の系統に属するもので、明治の中頃に近隣の玉名富尾地区より伝授され、普及させてきたことに始まるとされています。
以来、戦時中も欠かすことなく、地区の例祭や近隣地区の例祭にも奉納されてきました。
昭和24年8月の「山鹿大宮神社の神楽大会では優勝を飾り、以来、4年間連続優勝の実績もあり、以後は、特別出演チームとして奉納したこともあります。
昭和30年代は、近隣地区の例祭に奉納も多くなり、地元の川島地区と合わせると、年間10回の神楽奉納を行っていました。現在は、定期的に年間8回の奉納を行っています。
現在使用されている鬼神楽の面は、およそ130年前に造られ、手入れ、修理を重ねながら代々受け継いできた。その他の道具、装束も市などの助成を受けながら補修を行ってきています。
歴史を感じる貴重なものとして、今後も大切に保存していきたいと思っています。